ネットワーク処理最適化の基礎3原則
ネットワーク処理を最適化するうえで意識すること
- データの転送量をなるべく小さくすること
- データの転送回数をなるべく少なくすること
- データの転送距離をなるべく短くすること
データの転送量をなるべく小さくすること
転送するコストはデータ量に比例し、当然ながら大きければ大きいほど転送にコストがかかる。
データの転送回数をなるべく少なくすること
HTTP/1ではリクエストごとにオーバヘッドや同時接続数の制約が大きく、ネットワーク処理におけるボトルネックになりがち。ページのロード時間の短縮に繋がる。
HTTP/2では通信の多重化と並行リクエスト、HPACKによるヘッド圧縮によってリクエスト処理が効率化される。
データの転送距離をなるべく短くすること
通信するデバイスと実際にデータをやりとりしているサーバとの物理的な距離。 データの転送距離が短いほどラウンドトリップタイムが短くなる。 日本国内のサーバーへのアクセスは100ミリ秒 アメリカ西海岸は200~300ミリ秒